映画レビューブログ

映画の感想を好き勝手に言うブログです

1998年、米国アカデミー賞は2つの恋愛映画が賞を総ナメしてたのをご存知でしたか?

タイタニックの時、どうしてディカプリオは主演男優賞を獲れなかったのかな?」

 

友人とお茶しながら映画の話をしてる時にふと疑問に思ったので、アカデミー賞の受賞歴を調べてみた。

 

1998年の主演男優賞はジャック・ニコルソン

 

なるほど〜大物俳優だ。

出演した作品は、、、「恋愛小説家」

 

聞いたことはあるタイトルだけどよく知らないな。

そんな訳で「恋愛小説家」早速観てみたよ。

 

 

感想は、色んな意味でハラハラドキドキするけど良い恋愛映画でした。

 

ハラハラドキドキなポイント

その1 :主人公がとにかく性格が悪い

ジャック・ニコルソン演じる小説家のメルビン潔癖症かつ毒舌なキャラ。自分勝手な言動で周囲を嫌な思いにばかりさせる。こちらも見ててイライラしちゃうシーンが多々あり。

ヒロインがせっかく好意を持って歩み寄ってこうとしても、メルビンは素直に行為を伝えられずに嫌味を言って怒らせてばかり。視聴者はもうモヤモヤしっぱなし。

 

その2:差別的な発言が多い

これは時代的にしょうがないのかもしれないのだが、ゲイの隣人に何回もオカマ野郎って怒鳴ったり、有色人種や、ユダヤ人への差別的発言などメルビンはとにかく人種差別する発言を吐きまくり。

あと差別とは違うかもだが、冒頭のシーンで人の飼い犬をダストシューターに入れちゃうのも相当ビックリ!絶対ダメでしょ!

今の時代だったら各方面からバッシング受けまくりそう、色んな言動に令和の今はヒヤヒヤしてしまう。

 

その3:主人公以外の役も結構キレる

偏屈で嫌われ者の主人公だから、ヒロインもその他町の人たちもメルビンに終始ブチ切れまくっている。平和主義で温厚な日本人の私はこんなトラブルだらけなの耐えられない💦

途中からこれはハッピーエンドで終わら無いのかもと不安になる。

実際こんな人リアルにいたら絶対ヤダもんなって何回も思う。

 

なんだかネガティブは感想ばっかりと思われそうだけど、私はこの映画好きです。

ジャック・ニコルソンの演技が素晴らしいから、視聴者の感情をどんどん揺さぶられたのかなと。

演技ってわかっていてもジャック・ニコルソン本人は偏屈で毒舌で潔癖症なんじゃないかなと思ってしまうほど。(実際はそんな事ありません)

 

ヒロインのヘレン・ハントも隣人役のグレッグ・キニアも初めましてだったけど好きになった。

 

実は良い人なメルビンはなんとか心優しい部分を出して最後はヒロインと結ばれ、隣人とも仲直りで最後はひと安心な映画でしたー‪☆

 

1998年、アカデミー賞「作品賞」ノミネート作品がとても豪華でしたのでまたレビューしようと思います。